子どもの急な発熱。
「できれば仕事を休みたいけれど、何度も休むのは難しい」
そんな葛藤を抱えたことはありませんか。
私も、シングルマザーとして働きながら、何度も同じ壁にぶつかりました。
「可哀想かな」「でも休めない」「誰かに頼るのも気が引ける」──。
そんなときに助けられたのが、病児保育と訪問型病児保育でした。
この記事でわかること
- 子どもが病気のとき、仕事を休みにくいママが抱える悩み
- 病児保育を実際に利用して感じた安心ポイントと準備のコツ
- 訪問型病児保育を使うときの流れとメリット
- 病児保育と訪問型の上手な使い分け方
子どもが病気のとき、ママが抱える現実
子どもが熱を出すたびに、職場への連絡や休みの調整。
理解のある職場でも、続くとやはり気まずさを感じます。
周りに頼れる人がいないと、ママがすべて抱えこむしかありません。
体も心も疲れきって、「私ばっかり…」と思うことも。
そんなときに、頼れる場所や仕組みを知っているかどうかで、
気持ちの余裕が全然違うと感じました。
病児保育を利用して感じたメリット
初めて利用するときは、正直、抵抗がありました。
「体調が悪いのに預けていいのかな」「他の病気をもらわないかな」──。
けれど、実際に利用してみるとその不安はすぐに薄れました。
実際に利用してみると、病気が悪化したり、別の病気をもらったりすることはありませんでした。
施設では、症状ごとに部屋を分けたり、個室で対応したりと感染対策がしっかり取られていたのも安心できたポイントです。
医師や看護師が常駐していて、咳や熱の変化があってもすぐに対応してくれる安心感。
そして何より印象的だったのは、子どもの表情でした。
最初は緊張していたけれど、迎えに行くと楽しそうにしていて、
「まだ帰りたくない」と笑っていた日もあります。
先生たちが優しく声をかけてくれたおかげで、子どもも安心できたようです。
施設によっては、お昼ご飯やおやつを提供してくれるところもあり、
体調に合わせてやわらかい食事を出してくれるのも助かりました。
病児保育を利用するときの工夫
病児保育は、朝の準備が慌ただしくなりがちです。
そこで私は、次のような工夫をしていました。
- 利用申込書(初回は利用登録書も)を事前に記入しておく
- 病児保育用のバッグを作っておく(着替え・タオル・保険証など)
- すぐに持っていけるよう玄関にセットしておく
利用申込書は記入するところが多く、共通の項目はあらかじめ書いておくと安心です。
事前に準備しておくだけで、朝のバタバタがかなり減ります。
訪問型病児保育という選択肢
病児保育が埋まっていたり、送迎が難しいときに助かったのが、訪問型病児保育でした。
看護師や保育経験のあるスタッフが自宅に来てくれて、
自宅という慣れた環境で子どもが安心して過ごせるのが大きなメリットです。
急な発熱時や、病院への受診付き添いなどにも柔軟に対応してもらえました。
地域によっては、ひとり親家庭や共働き世帯を対象に、
自治体の助成金や割引制度を利用できることもあります。
また、訪問型は事前登録が必要な場合もあるため、元気なうちに準備しておくのがポイントです。
病児保育と訪問型、どう使い分ける?
私の場合は、次のように使い分けていました。
- 1日以上続きそうなとき → 病児保育
- 急な発熱・数時間だけ預けたいとき → 訪問型病児保育
どちらも「いざ」というときすぐに利用できるように、
事前に登録・リサーチしておくことが大切です。
まとめ|“頼ること”も立派な育児の選択
仕事と育児の両立は、きれいごとでは片づけられません。
「全部自分でやらなきゃ」と思いがちだけれど、
“頼る”ことも立派な育児の選択だと感じます。
病児保育や訪問型病児保育は、ママの負担を軽くしてくれる仕組みです。
そして、ママが元気でいることが、子どもにとっていちばんの安心。
「もしもの時にどこを頼れるか」を知っておくだけで、
少しだけ、心に余裕が生まれるはずです。










